著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(42)兵役逃れの男たちが密かに実践していた「偽装結核」

公開日: 更新日:
訪日満州女子スポーツ使節一行30余人は第一衛戍病院を訪れ、傷病兵の慰問を行なった(1933昭和8=年8月4日、日本電報通信社撮影)

 第2段階の兵士脱出の方法について、より具体的に語っていこう。これから紹介するケースは、その一部をこの連載でもわずかに触れたことがあるのだが、兵士になることを積極的に拒否したという視点でのエピソードとして語っておくことにしたい。

 脱出の最も有効な方法は、偽装結核になること… 

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