五木ひろしの“生みの親” 直木賞作家・山口洋子さん死去

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「山口さんが病気で長期間、店を不在にしたことも大きく、営業不振に陥って億単位の借金を抱えてしまった。留守を任されたスタッフだけでは切り盛りできず、税金も滞納。結局、93年末に経営権を長年のスタッフとそのスポンサーに譲渡し、山口さんは退いた。その譲渡された『姫』も昨年8月で閉店しました」(当時を知る関係者)

 山口の著書「ザ・ラスト・ワルツ 『姫』という酒場」(96年)にはこんな一節がある。

「年老いて自分の理想像は、白髪を引っつめて記者席の一隅から選手たちをひっそりと眺め暮らし、『お、おばはんまだ生きとったんか』といわれることである。」

 大の虎党だった故人。おばはん記者の夢は病気でかなわなかったが、泉下で旧友たちとわいわい試合を見ながら杯を傾けていることだろう。

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