女の喜怒哀楽を凝縮させた溝口監督の遺作
                                    
                
                                
                     赤線は国が認めた売春街。1958年の売春防止法によって姿を消した。本作はこの法律が国会で議論されるさなか、東京・吉原の売春宿「夢の里」で働く女たちを描く群像劇だ。
 人物造形が素晴らしい。下駄職人との結婚を夢みて吉原を去りながら、牛馬のようにこき使われて逃げ戻る女。ある女… 
                
                                                    
                                
                                                        
                                                    
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