夜中のトイレ、冷え性、体のだるさ…は東洋医学の「腎虚」が原因…「漢方薬」で改善する

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 夜中にトイレで起きることが多い人は、東洋医学でいう「腎虚」が考えられる。日本東洋医学会専門医の大澤稔医師(国際医療福祉大学医学部教授)に聞いた。

「夜中のトイレ(夜間頻尿)」以外に、「腰痛」「冷え症(特に下肢)」「体のだるさ」も、腎虚の症状だ。そして実はこれらは、昨今注目を集める「フレイル」の症状でもある。

 フレイルとは、加齢により心身が老い衰えた状態のことで、寝たきり・介護の前段階を意味する。フレイルの判定には、厚労省が作成した25項目の基本チェックリストがあるが、4つの自覚症状と年齢からフレイルやプレフレイルを簡便に判定できる「JFS(Japan Frailty Scale)」もある。大阪大学の研究者らが開発したもので、冒頭の症状は「JFS」で挙げられている4つの症状になる。

「フレイルは、東洋医学の腎虚の概念と非常に近いものがあります。足腰の衰え、認知機能の低下、むくみ、喉の渇き、耳鳴り、白髪・抜け毛なども腎虚と考えます。腎虚の『腎』は、主に3つの働きがあります。まず、生命活動のエネルギーの備蓄機能。次に、水分、熱、ミネラルバランスの調節機能。そして、骨、耳、髪を養う機能。これらが『虚』、つまりうまく働かなくなるため、さまざまな症状が出てくるのです」(大澤医師=以下同)

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