“二季化”が進む日本…失われゆく「お正月感」を食で取り戻す

公開日: 更新日:

 日本人にとって特別な意味を持つ「お正月」。家族が集い、年神様を迎え、新たな年の始まりを祝うこの文化は、長年にわたり人々の心と体を癒やしてきた。しかし近年、その「お正月感」が薄れつつある。

 年末年始も営業を続ける店舗やサービス業の増加、帰省を控える若者の増加、伝統行事の簡略化など、「お正月離れ」が進行中だ。さらに気候変動の影響で、日本の四季は「二季のように感じられる」と言われることもあり、季節感の喪失が正月の存在感をさらに希薄にしている。

 「今年は正月らしいことをしなかった」「気づけば日常に戻っていた」状態が続けば、心身のコンディションに影響を与える可能性も指摘されている。この変化について、愛国学園短期大学家政学部准教授の古谷彰子氏は次のように話す。

「正月感覚の喪失で懸念されやすいもののひとつに、精神的な側面への影響があります。お正月は、日々の忙しさから解放され、家族や友人とゆっくり過ごす貴重な時間。おせち料理を囲みながら旧年を振り返り、新年の抱負を語り合うことで、心のリセットが図れます。こうした節目がなくなると、心の疲れが蓄積し、ストレスや不安が高まりやすくなる可能性があります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 2

    ドジャース西地区5連覇に29球団から怨嗟の声 「カネもアタマもあってズルまでしてりゃ勝って当然」

  3. 3

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  4. 4

    尾野真千子がNHK朝ドラ返り咲き! 沖縄と東京を行き来する「女優」と「女将」二刀流ワンダフルライフ

  5. 5

    ドジャースは“大谷抜きポストシーズン”を想定か…指定席「1番・DH」に21歳デポーラ

  1. 6

    ソフトバンク3連覇でも“札束攻勢”止まらず…今オフ仕掛ける「補強リスト」仰天の中身

  2. 7

    参院のドン放逐で「消費減税」窮地の高市首相に公明党が“助け船”? 現金給付「前倒し」が賛成条件か

  3. 8

    阪神・佐藤輝明のドジャース入りに暗雲か? 大谷翔平が思わぬ“遠因”になる可能性

  4. 9

    日本ハム新庄監督がソフトバンク3連覇の“MVP” 挑発ことごとく空回りで5勝18敗2分け、最後までVアシスト

  5. 10

    クレイジーケンバンド横山剣さん「年に関係なく、カッコいいものはカッコいいって思いますね」