“二季化”が進む日本…失われゆく「お正月感」を食で取り戻す

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 日本人にとって特別な意味を持つ「お正月」。家族が集い、年神様を迎え、新たな年の始まりを祝うこの文化は、長年にわたり人々の心と体を癒やしてきた。しかし近年、その「お正月感」が薄れつつある。

 年末年始も営業を続ける店舗やサービス業の増加、帰省を控える若者の増加、伝統行事の簡略化など、「お正月離れ」が進行中だ。さらに気候変動の影響で、日本の四季は「二季のように感じられる」と言われることもあり、季節感の喪失が正月の存在感をさらに希薄にしている。

 「今年は正月らしいことをしなかった」「気づけば日常に戻っていた」状態が続けば、心身のコンディションに影響を与える可能性も指摘されている。この変化について、愛国学園短期大学家政学部准教授の古谷彰子氏は次のように話す。

「正月感覚の喪失で懸念されやすいもののひとつに、精神的な側面への影響があります。お正月は、日々の忙しさから解放され、家族や友人とゆっくり過ごす貴重な時間。おせち料理を囲みながら旧年を振り返り、新年の抱負を語り合うことで、心のリセットが図れます。こうした節目がなくなると、心の疲れが蓄積し、ストレスや不安が高まりやすくなる可能性があります」

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