住宅ローン診断カンパニー 前田一人社長(1)5歳で気づいた「お金」という現実

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 住宅ローン診断カンパニーは、住宅ローンの借り入れ可能性を1分で判定する「住宅ローン1分診断」を提供する企業だ。

 2025年7月にサービスをリリースし、同月にDMMグループの一員となった。同社の特徴は、個人信用情報機関CICとの日本初のAPI連携を実現し、高精度な診断を可能にした点にある。

「桧風呂を見た瞬間、『世の中、お金だな』と思ったんです」

 静岡県の宿場町で育った前田一人社長(46)が、最初に「お金」の存在を意識したのは5歳のときだった。裕福な友人宅を訪れたとき、大きな玩具箱いっぱいにあふれるおもちゃと立派な桧風呂に圧倒された。アパート暮らしだった自分との差に、幼いながらも言葉にならないモヤモヤを感じたという。

「同じ年齢で同じ土地に暮らしているのに、こんなにも差があるのか」──その疑問が、前田の原動力となった。

 小学1年生の頃には「医者か弁護士になる」と周囲に話していた。それは職業への憧れではなく、お金に制約されない人生を送りたいという強い思いからだった。

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