(2)見て、お父つぁんの鏡よ
「見て、お父つぁんの鏡よ」
現実とは思えぬ大奥のありさまに呆然と立ち尽くしていた千沙の横で、ふいに姉の初が叫んだ。
「えっ」
「ほら、雛壇の一番上の右端に飾られた鏡」
夢から覚めた心地で、千沙は姉の指す方角に視線を移す。そこには確かに父の佐吉が作って初…
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