(1)姉妹で招かれた大奥の雛祭り
千沙は幸せな子ども時代を過ごした。
父は、江戸ではそれなりに名を馳せた鏡師で、道灌山を北に望む下駒込村に数十人の職人を抱える工房「円屋」を営んでいた。
一つ違いの姉の初が、九つ年上の兄弟子の新次と近い将来には夫婦になり、家を継ぐことが決まっている。このため十五を…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,179文字/全文1,320文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
今なら!メルマガ会員(無料)に登録すると有料会員限定記事が3本お読みいただけます。


















