著者のコラム一覧
秋山香乃作家

1968年、福岡県生まれ。「歳三 往きてまた」で作家デビュー。主な著書に「晋作蒼き烈日」「漢方医・有安 波紋」「群雲に舞う鷹」「氏真、寂たり」「無間繚乱」などがある。

(1)姉妹で招かれた大奥の雛祭り

公開日: 更新日:
イラスト・チアキクレア

 千沙は幸せな子ども時代を過ごした。

 父は、江戸ではそれなりに名を馳せた鏡師で、道灌山を北に望む下駒込村に数十人の職人を抱える工房「円屋」を営んでいた。

 一つ違いの姉の初が、九つ年上の兄弟子の新次と近い将来には夫婦になり、家を継ぐことが決まっている。このため十五を… 

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【連載】江戸おんな職人余録 第一弾「半端もん」

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