ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

公開日: 更新日:

 監督としてドジャース佐々木朗希(24)、日本ハムの投手コーチとして大谷翔平(31)に関わったのが吉井理人ロッテ監督(60)だ。2人が出場した2023年のWBCでは侍ジャパンの投手コーチを務め、チームを優勝に導いた。その吉井氏に佐々木や大谷、前回のWBCについて聞いた。今回は【WBC編】。(聞き手=日刊ゲンダイ/崎尾浩史)

  ◇  ◇  ◇

 ──WBCで最も大変だったことは?

「メンバー選びです。どのタイプのピッチャーをどんなふうに選ぶかというのを、ものすごく考えました。例えば決勝で先発した今永(現カブス、当時DeNA)です。彼の真っすぐは絶対に通用すると思った。回転数より、回転の向きがメジャーになかなかいないタイプなんです。リリースの位置は低いけど、ホップ成分が高い。大勢巨人)とか益田(ロッテ)もそう。だいたい伸びるボールを投げるピッチャーはリリースの位置が高い。大勢も益田もサイドスロー気味なんですけど、投げるボールはオーバースロー。だからバッターも錯覚する。フォームと球質がかけ離れてるから打ちにくい。そういった一人一人のトラックマンのデータを見て、メジャーの平均となるべく離れている選手を選びました」

 ──選手選考以外では。

「調整のさせ方が難しかった。開幕前にいいパフォーマンスを出せるようにしてもらいたかったので合宿に入るまでの過ごし方が重要になりますけど、(自分が)見るわけにいかない。12球団の監督やピッチングコーチに電話して、この日までに何イニング投げさせてくださいなどと、お願いしました。大谷はやり方が分からなかったので、本人に任せっ放し。ダルも本人に任せてたんですけど、正直、調整は失敗してます。大会ではあまりいい調子で投げていません。(本番前に)ライブBPくらいしか投げられなかった。今回もメジャーのピッチャーを呼ぶなら、そこを考えてあげないと。規則があって、物理的に実戦で投げられませんから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網