痩せ薬GLP-1今度はペットへ…「肥満症6割」の犬猫に革命なるか
アメリカで「夢の痩せ薬」として大ブームのGLPー1受容体作動薬が、太りすぎのペットにも投与される時代になりそうです。
いまアメリカでは、人口の7割がオーバーウェイト、4割が肥満症です。心臓病や糖尿病のリスクを抱える人が急増する中、登場したのがオゼンピックやウェゴビー、マンジャロといったGLPー1薬です。急速に普及した同薬のおかげで、ついに肥満率が下がり始めた、そんな明るい兆しが見えてきたことは、先日お伝えした通りです。
ところが、もっと深刻なのが犬と猫。なんと6割が肥満症とされ、人間以上に「ぽっちゃり危機」が進んでいます。
そこで、サンフランシスコの製薬会社 オカヴァ薬品が、ペット専用のGLPー1薬開発に乗り出しました。
GLPー1薬は、人間向けには週1回の注射が一般的ですが、ペット用は、マイクロチップより少し大きい皮下インプラントを埋め込み、そこから薬が少しずつ放出され、食欲をコントロールする仕組みです。
結果が出るのは 2026年夏ですが、もし成功すれば、ペットの健康管理が画期的に変わると期待が高まっています。


















