著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「力強いポーズ」は本当にプラス方向に働くのか?

公開日: 更新日:

「パワーポーズ」と呼ばれる開放的な姿勢を2分間取るだけで、テストステロン(男性ホルモン)値が上昇し、コルチゾール(ストレスホルモン)値が低下するという研究結果(2010年)があります。

 この研究は、コロンビア大学のカーニーらによって行われ、パワーポーズ(力強いポーズ)を取ることで、どのような影響が生じるかを調べることを目的としました。実験では、42人の参加者を次の2つのグループに分け、それぞれ異なる姿勢を2分間取ってもらったといいます。

①力強いポーズ→例:体を大きく広げ、自信に満ちた姿勢。足を大きく開き、両手を腰に当てるなど。

②力のないポーズ→例:体を縮こませ、自信なさげな姿勢。腕を組んで前かがみになるなど。

 その上で、参加者がポーズを取る前と後に、唾液サンプルを採取してホルモンレベルを測定しました。また、ポーズを取った後に、賭け事をさせることで、彼らがどれだけリスクを取る行動を選ぶかも測定しました。

 その結果、①のグループと②のグループとの間に、顕著な差異があったといいます。テストステロンでは、①は約20%上昇に対して、②は約10%減少、コルチゾールでは①は約25%減少し、②は約15%上昇。

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