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中村竜太郎ジャーナリスト

1964年生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から週刊文春で勤務。政治から芸能まで幅広いニュースを担当し、「NHKプロデューサー巨額横領事件」(04年)、「シャブ&ASKA」(14年)など数々のスクープを飛ばす。「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」では歴代最多、3度の大賞を受賞。2014年末に独立し、現在は月刊文藝春秋などで執筆中。フジテレビ「みんなのニュース」のレギュラーコメンテーター。

<第13回>組織を守るための最重要課題は密告者の洗い出しだ

公開日: 更新日:
NHKで“犯人捜し”が始まった(C)日刊ゲンダイ

 事件の真相を証言したNHK職員X氏がかけてきた電話は不自然だった。最初のインタビューでの会話を「なかったことにしろ」と言う。まさかそんなことは言えるはずもない。

 短い沈黙の後、X氏は話題を変え、

「I(NHK横領プロデューサー)の話は、いったい誰から聞いたんだ」
… 

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【連載】スクープドッグ咆哮記「NHK巨額横領事件」編

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