「アカデミー賞入門」松崎健夫著 映画界とアメリカ社会の変化を読み解く

公開日: 更新日:

「アカデミー賞入門」松崎健夫著

 世界にあまたある映画賞の中でも最高の賞とされる米アカデミー賞は、毎年、ノミネート作品が発表されると、予想合戦が繰り広げられる。しかし、アカデミー賞で重要なのは、「必ずしも一番優れた映画が受賞するとは限らない」点にあるという。受賞結果には、その時代のアメリカ社会が反映されているため、「何が受賞したのか」ではなく、「なぜ受賞したのか?」あるいは「なぜ受賞できなかったのか?」という点こそが重要なのだという。

 本書は、その選考方法から各賞の説明など基本的知識を解説。その上で、「ハリウッドの映画人によってハリウッド映画を愛でる『内輪の賞』」だったアカデミー賞の歴史を振り返りながら、映画界とアメリカ社会の変化を解説した映画テキスト。 (KADOKAWA 1100円)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    スマスロ『からくりサーカス2』にユーザーから厳しい評価 射幸性高い人気シリーズが直面する「2作目のジンクス」

  2. 2

    矢沢永吉が秋ツアーで"また"歴史を変える!「長者番付1位」と驚きの成り上がり秘話

  3. 3

    巨人ドラ1候補に花巻東・古城大翔が急浮上! 父はG戦士「振り向けば古城」、岡本和真の後釜育成急務

  4. 4

    安青錦3度目Vはアッパレだが、私の大の里への評価は甘かった。両横綱よ「13勝の壁」を破ってみせよ

  5. 5

    パチスロ愛好家の漫画家ユキヲ氏に聞いた 自作『邪神ちゃんドロップキック』パチスロ化への思い

  1. 6

    中京大中京から享栄へ、大藤監督が明かす“異例の転身”の真相

  2. 7

    東証で新たな動き…1月~7月までに上場廃止を選択する企業が過去最多のナゼ

  3. 8

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  4. 9

    長崎でも高市首相はスカスカ挨拶…戦争責任「反省なんかしておりません」95年の発言がSNSで猛拡散

  5. 10

    ヤクルト「早すぎた続投宣言」の代償…池山監督の来季続投決定後に泥沼、投手陣も崩壊