足元ではコメ値下がりも新たな問題が…加工米が4万トン不足で日本酒業界もピンチ
店頭のコメ価格が徐々に下がってきている。農水省は17日、今月12日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は、5キロ=3873円(税込み)だったと発表。前週比60円安で、9週連続の下落となった。
米価高騰は一服した感があるものの、新たな問題が浮上している。せんべい・あられなどの米菓、みそ、パックごはんなどの原料不足だ。鈴木農相はこの日の会見で、2026年産の加工用米について、年間27万トンの需要見込みに対し、今年1月末時点の作付け意向は約23万トンにとどまると説明。現時点で加工用米の需要を満たせていないとの認識を示した。ギャップは4万トン。茶碗でいうと、2.7億杯相当だ。
「令和のコメ騒動」では米価高騰を受け、加工用米の生産から主食用米にシフトする生産者が増加した。結果、一昨年に続き加工用米が不足。業界団体から要望の声が上がったことから、昨年は7.5万トンの備蓄米が加工用向けとして放出された。
■酒米も供給滞る
足元ではコメが値下がり傾向であるとはいえ、店頭価格は依然として3000円台後半の高値に張り付いている。今年の加工用米の作付け意向を見る限り、コメ生産は主食用米に集中している。


















