「生きものは遊んで進化する」デイヴィッド・トゥーミー著、梅田智世訳

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「生きものは遊んで進化する」デイヴィッド・トゥーミー著、梅田智世訳

 ゾウが斜面を腹ばいで滑り降りるのを見て、動物行動学者たちは、この手の行動はエネルギーを使いリスクも伴うから、生存か生殖に役立っているに違いないと考えた。

 1997年、ローランド・アンダーソンはタコのおもしろい行動に注目した。大きな石をいくつか巣の近くに運び、入り口を塞いで侵入者が入れないようにしている。アンダーソンはプラスチックボトルをタコに与えた。するとタコは漏斗を使って水の噴流をつくり、水槽の壁にボトルを押しつけたり、戻したりするようになった。

 ほかに屋根の上でスノーボードをするカラスなどから、「遊び」も生物の本質的な活動であると結論した動物行動学の記録。 (河出書房新社 2475円)

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