(18)漆の木の根本にサキのタカッポが
「待て、おい! ロン!」
一弥は黒犬の背を、必死で追いかけた。背丈を超すほどの笹藪に飛び込み、枝葉に頬を掻き切られ、四つ足のロンが跳ねて登っていく岩場に、しがみつく。
「くそ、こっちは足が二つしかないのだぞ!」
岩場の上から「遅い!」とばかりに吠えたてるロン…
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