「筋肉量」を増やせば生活習慣病を防ぎ認知症も予防できる
95歳で非介護、80歳で8割就労を目指す「筋肉革命95」の一番のポイントは、簡単に言うと高齢になっても筋肉量を増やすことにあります。筋肉量を増やすと、筋力と体力が増加して、生活習慣病の予防、骨の強化、脳の萎縮や認知機能の低下を防ぎ、健康寿命を延ばすことができるのです。
われわれは、50歳を越えると毎年1%の筋力と筋肉量が減少するといわれています。65歳以降になると低下速度が加速し、重症感染症などで1週間寝たきりになると、約10%の筋肉が急速に失われることがあります。これらの過程も含めて、80歳では30~50%の筋肉が失われるため、太ももが細くなり、おしりも小さくしわしわになってしまいます。そうなると、歩行機能が衰え、転倒リスクが高くなります。
高齢者が転倒して骨折を起こすと、長期間にわたり安静にされるケースもあり、そのまま寝たきりになってしまう危険があります。ですから、80歳でも筋肉量を増やして弾力のある太ももとお尻を保つことが、歩行を維持して活動的な人生を送るための基盤になるのです。もちろん、90歳以上でも骨折後は迅速に適切な治療を受けると、早期に歩行を再開できます。


















