著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

“皮肉屋”ほどテストの成績が低く、学歴も低い傾向にある

公開日: 更新日:

 マンガやドラマを見ていると、斜に構えながら「どうせ人間なんて自分の利益しか考えてないのさ」と冷笑するキャラクターが、頭の切れる天才肌として描かれることがよくあります。こうした傾向があるのは、世間の人が「皮肉屋=頭が良い」と思い込んでいるところがあるからではないのか? そんな興味深い視点に基づいた、ティルブルフ大学のスタヴロワと、ケルン大学のエレブラヒトの研究(2019年)があります。

 2人はいくつかの実験やデータ調査をもとに、本当に皮肉屋は頭が良いのかを調べました。

 まず、被験者たちに「他人を疑う皮肉屋な人」と「そうでない人」の短いプロフィルを読んでもらい、その後、「数学や文章のチェックなどの頭を使う課題をやらせたら、どちらの方が高い点数を取ると思いますか?」と予想してもらいました。面白いのは、この時点では多くの人が、「皮肉屋な人の方が、頭を使うテストで優秀な成績を収めるだろう」と予想していた点です。やはり、そうしたイメージを抱いている人が多いことが分かったのです。

 次に、世界30カ国、約20万人分のデータを使い、「皮肉屋かどうか」という性格テストの結果と、数学や読解力、コンピューターなどの「実際の能力テストの成績」や「学歴」との関係を分析しました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    りくりゅう電撃引退も三浦璃来だけ競技継続の「ウルトラC」…ごく身近にも“前例”あり

  2. 2

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  3. 3

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 4

    松重豊がついに引退を示唆し2代目探しに言及…「孤独のグルメ」井之頭五郎を継ぐ有力候補者の実名続々!

  5. 5

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  1. 6

    木下グループにアスリート殺到 「社長自腹4000万円」だけじゃない驚きのサポート体制

  2. 7

    1ドル=160円にらむ円安進行に後手後手…日銀「4月利上げ後退」で庶民生活はジリ貧の一途

  3. 8

    桑田真澄氏が《ポスト阿部に浮上》の悪い冗談…ファンの期待と球団の評価には大きな乖離

  4. 9

    足元ではコメ値下がりも新たな問題が…加工米が4万トン不足で日本酒業界もピンチ

  5. 10

    玉川徹、橋下徹、杉村太蔵、カズレーザー…いま一番視聴率が取れるコメンテーターは誰?