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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

ド軍ロバーツ監督は最低ラインをクリア 大リーグ監督の役割は四半世紀で劇的に変化した

公開日: 更新日:

 昨季終了後、新たにナショナルズの監督に就任したブレイク・ビュテラは33歳、ジャイアンツの監督となったのはトニー・ビテロであった。

 ビュテラは、1972年に33歳でツインズの監督となったフランク・クイリシ以来となる若さでの就任である。

 また、ビテロは大リーグでの指導経験がなく、テネシー大学野球部のヘッドコーチからの異例の抜擢となった。

 このように、大リーグには、今も昔も変わらず、能力がある人物なら年齢や経歴を問わず監督になる機会があるように見える。だが、実際には監督に求められる役割は確実に変化している。

 先の4月11日に76歳で死去したフィル・ガーナーは、ブルワーズ、タイガース、アストロズで指揮を執った。選手時代の積極的な守備や俊敏さを発揮した走力などから、肉体的にも精神的にも強靱だとして、「くず鉄」の愛称で親しまれた。

 ガーナーは自身の体験に基づき、自らが率いる球団には果敢に守り、常に次の塁に走り、どのような状況にも前向きである選手を積極的に起用した。

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