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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

マムダニNY市長が就任100日で見事な手腕 富裕層課税に道筋、トランプ大統領も怒らせず成果も出す

公開日: 更新日:

「アメリカ全体は暗いけれど、ニューヨークにだけは明るい兆しがある」

 ある市民はこう語った。

 その期待を一身に集めているのが、就任100日を迎えたマムダニ市長だ。34歳の市長は、次々と公約を現実に変え始めている。

 乳幼児保育の完全無償化は、これまでの4歳児以上向けに加え、3歳児以上でほぼ整備され、2歳児への拡大が始まっている。市民に安価な食品を提供する市営スーパー構想も、具体案が示された。有権者にとって大きいのは、アフォーダビリティー、「普通に働けば住める街を取り戻す」という公約が、現実として動き出したことだ。

 さらに、最大の壁だった税収確保にも、突破口が開かれつつある。

 市長は、大企業や富裕層への増税を掲げてきたが、これは極めてハードルが高い。税法を変えられるのは市ではなく州であり、ホークル州知事は慎重姿勢を崩していなかった。ところがここにきて、両者は意外な法案を打ち出した。

■年5億ドルの規模の財源確保

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