フジテレビがリアルに描く『PICU 小児集中治療室』 PICUの現実と実在するモデル医師

公開日: 更新日:

 フジのドラマは、植田医師が日本でPICUの設置に奔走した姿と、PICUが置かれた現実が丁寧に表現されていると評判だ。看護士や医師不足、過酷な現場、小児医療に真摯に向き合う医療従事者の姿と、病に立ち向かう子どもたちのけなげな姿も心を打つ。

「このドラマについて、自分の子がPICUに入院した経験がある母親たちから様々な声が聞こえてきました。『人材不足なのに、多くの看護士がついてくれてすごく安心した』『入院で自宅に帰れない子どもが闘病でくじけないように、玩具や本がたくさんあり、保育士さんが来てくれたり、子どもの目線に立ってサポートしてくれた』『大人のICUとは対応がまったく違い、本当に丁寧なケアをしてくれる』といった感謝の声がほとんどでした。医師や看護師が専門知識や医療技術を備えているのはもちろん、子どもの扱いに慣れているのが大きいと思います」(小児医療に詳しいライターの松庭直氏)

 子どもとその家族をケアするために、医療と行政が連携して誕生したPICU。ドラマ内では、その裏で複雑に絡み合う大人の事情も描かれていく模様だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった