佐々木朗希は「160キロ」を投げたくても投げられなかった? メジャー挑戦を揺るがした異変

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2024年7月の記事②を再掲載

 佐々木朗希が不甲斐ない投球を見せるたび、SNS上では辛辣な声が吹き荒れる。高卒3年目に1試合19奪三振の日本記録、史上最年少の20歳5か月で完全試合を達成するなど投手として圧倒的なポテンシャルを持ちながら、なぜここまで叩かれるようになったのか。

 その背景には、ファンから「ゴネ得」とも揶揄された米挑戦騒動がある。23年オフに大きな物議を醸した古巣ロッテとの泥沼交渉劇、24年シーズンの不完全燃焼、そしてタンパリング疑惑まで取り沙汰されたドジャース入り──。日本球界最後の1年に何があったのか。当時の記事で振り返る。年齢、肩書は当時のまま。

  ◇  ◇  ◇

 右腕のコンディション不良による登録抹消から1カ月近くたつのに、いまだ戦列に復帰していないのが佐々木朗希(22=ロッテ)だ。

 今季は開幕から、ストレートの平均球速が160キロに迫っていた昨季とは別人のような投球が続いていた。4月30日のオリックス戦までの5試合で、球速が160キロを超えたのは4月23日のソフトバンク戦だけ。あとの4試合は、いずれも球速が160キロに満たなかった。「あえて出力を落とすことで故障を未然に防ぎ、万全の状態で今オフ、海を渡るつもりなのでしょう」と、ア・リーグのスカウトはみていたが、どうやら真相は違うようだ。

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