萩本欽一〈32〉慣れないテレビ界で孤立した経験…「だから後に『エキストラだけは入れないで』って」
作家・増田俊也氏による連載、各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。待望の第2弾は、「視聴率100%男」として昭和のテレビ界を席巻したコメディアンの萩本欽一氏です。
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増田「そのトップダンサーがある日、酔っぱらって、萩本さんの下宿先に『ちょっと酔っぱらっちゃったから眠らせて』と」
萩本「それはもう相当後よ。まだそんな時じゃなくて浅草の修業を終えてから。それからテレビ局に行くようになって、その頃ですね」
増田「テレビ局でまだあんまり相手にされなくて、嫌な思いしてた頃ですか」
萩本「嫌な思いっていっても誰かになんかひどいことされたってのはないですよ。ただ会話してくれる人が1人もいなかったね」
増田「それはやっぱり、お笑いが1つ下に思われて」
萩本「いや、そのときはまだそうとは知らなかった。テレビには有名人しかいないもんだから、有名じゃないの俺しかいないから。スタッフだか、誰だかわかんないから、誰も話することはないもんね」


















