患者さんとの何げない「会話」が命を守るきっかけになる
「今日はね、2万6000歩も歩いたの」(患者)
「どうやって測っているんですか?」(私)
「携帯を見て!」(患者)
「毎日記録しているんですか?」(私)
「そうそう」(患者)
当院には、パニック障害を患う80代の女性患者さんがいます。
以前はご主人と2人で暮らしていましたが、ご主人が入院したことをきっかけに気持ちが落ち込み、認知機能も低下。日常生活を送ることが難しくなったため、ご相談を受け、薬剤の調製も含めて在宅医療を開始しました。
パニック障害は、ある日突然、動悸や息苦しさ、めまい、冷や汗などの症状が現れ、強い不安や恐怖に襲われる病気です。「このまま死んでしまうのではないか」「気が狂ってしまうのではないか」と感じたり、自分が自分ではないような非現実感に襲われたりする方も少なくありません。
「ご主人は最近いかがですか?」(私)


















