警察の家宅捜索の様子を映した「開けんかい動画」が密かなブーム…パロディ拡散で騒動にも

公開日: 更新日:

 今、警察の家宅捜索の様子を報じたニュース映像を切り抜いた「開けんかい動画」がネット上で密かなブームになっていることをご存じだろうか。

 きっかけは昨年12月1日にテレビが流した暴力団の組事務所の家宅捜索のVTR。大阪府警が福岡県の事件を扱ったもので、県内にある事務所を家宅捜索する際の映像だが、捜査員が閉まった門扉を拳で叩きながら「開けんかーい!」と威圧する様子が映っているものだ。これが公開されるや、ツイッターには《まさかの開けんかいシリーズ2作目きた》などと、動画を喜ぶ声が相次いだ。

 7日には岐阜県内の暴力団事務所に対して岐阜県警が行った家宅捜索の様子がテレビで放送された。同様に門扉を拳で叩きながら「開けんかーい!」と威圧する姿に対してもやはり、《開けんかいシリーズ好きすぎる》といった喜びの声が上がったのだ。

 いったい何に喜んでいるのか、分かりづらいこれらのコメントだが、きっかけとなったのが、2020年にYouTubeにアップされたとあるニュース動画。内容は上記のものと同じで、警察が暴力団事務所に家宅捜索を行う様子を映したVTRだが、その内容は、やはり警察側がドアを拳で叩き、威圧的に「開けんかーい!」と組員に呼びかけ。その結果、しぶしぶ開いた扉に捜査員が突入し、さらなる罵声を浴びせるという展開だ。捜索自体は2012年に行われたものだが、ニュース動画は2020年にアップされ、これまでに3500万回を超える再生回数を誇る「不朽の名作」だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」