基礎もないのに…Z世代「会社より自分優先論」の限界 これじゃ管理職は“罰ゲーム”だ
〈Z世代が会社のこと考えず、自分のこと優先して行動してるって何が問題なの? 会社も利益のことしか考えてなくて、従業員の生活なんて全然気にしてないでしょ?〉──そんなXのポストが先日バズっていた。
確かに今の企業はそうかもしれないが、そのポストには、ホンダ創業者の本田宗一郎が残した「まず自分のために働け」という言葉を引き合いに出すリプもあった。
自分のために一生懸命に働くことが同時に会社のプラスとなり、会社を良くするという話で、別に会社のことを考えず、ただ自分のことを優先して行動しろと推奨しているわけじゃない。
「本田宗一郎さんが生きていた昭和の時代は、滅私奉公、年功序列で上司に服従する社員が多数派でした。だから、自我を持って自分のために働くぐらいで、ちょうど公私のバランスも取れたわけで、今の時代には当てはまらない言葉なのでは」と脚本家でライターの源祥子氏がこう続ける。
「今のように個人主義が浸透している時代に、若手がいきなり〈自分のため〉と自我をむき出しにしたら、公の組織が成り立たなくなりそうです。そもそもスポーツと同じで、基礎的な体力も技術もない初心者が“俺流”でやってうまくいくわけがない。社会人も〈自分のため〉と主張できるのは、最初の数年で仕事のルールや人間関係などの基礎を身につけてからではないでしょうか」
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