「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた
2006年、野村克也監督が楽天の指揮官になった。名前を聞いた瞬間、「なんじゃそりゃ、最悪だ」と崩れ落ちた。ここにきて、なぜ野村監督なんだ。ほとんど接点はなかったものの、「ID野球」「野球に厳しく選手を褒めない」というイメージが強く、自分とはまったく合わないと信じて疑わなかった。
そうはいっても、一度は戦力外になったのを田尾安志監督に拾ってもらった身。「まあいいや」とすぐに開き直れたのも事実だが、「俺と監督は絶対にウマが合わない」という予想も見事に的中する。
迎えたキャンプ初日の2月1日。球場で野村監督のところへ行き、「おはようございます。山﨑武司です。よろしくお願いします」と挨拶した。しかし、ウンともスンとも言わない。
「ん? 聞こえていなかったのか?」
明日は絶対に分かるように挨拶しようと思い、キャンプ2日目の朝を迎えた。監督の目の前まで行って挨拶すると、俺の顔を見てプイ。ああ、これは完全に無視されている。そう確信した。たとえ嫌いでも「おお」くらいは言ってもいいのに、それすらしない。


















