(12)漆の木の幹に鉋で削った傷跡
各々が持ち場に向かって、一人また一人と山道を分かれていき、今は、サキとロンと一弥だけになっていた。
朝露が光る草を踏み分けて、坂を登り、森を抜けると、サキが笑顔で振り返った。
「こごが、お父が残した、漆林だ」
サキの言葉に、一弥は違和感を覚えた。お父が残し…
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