「サカナ戦争」濱田武士著

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「サカナ戦争」濱田武士著

 近年、鮮魚売り場に並ぶのは切り身や冷凍品ばかりで、しかも輸入加工品が目立つ。中には日本のEEZで捕獲された可能性のあるものもある。

 日本漁業の衰退の原因を「乱獲の放置」とする傾向があるが、漁業資源量は海流や海水温、産卵や孵化の成功率などの要因に左右され、人間がコントロールできるものではない。

 日本は水産資源保護法を改定し、魚種ごとに年間漁獲量の上限を設けたが、韓国・中国などの200カイリの境界策定の合意が得られず、外国漁船は自由に漁ができる状況にある。

 日本の漁業を維持するためには、定置漁業や養殖業などの協業化が必要だ。

 グローバル化に対応するための問題提起の一冊。 (家の光協会 1650円)

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