巨人エース戸郷の“菅野化”に久保巡回投手コーチが着手 評論家が語る「異例の魔改造」2つのメリット
これぞ、「魔改造」か。
不振で開幕から二軍調整中の戸郷翔征(26)が、久保康生巡回投手コーチ(68)と二人三脚で投球フォームの修正に着手。魔改造の異名を取る同コーチから「菅野のように腕から始動するフォーム」への変更を提案されると、関係者もビックリの別人と化した。ノーワインドアップから左足を上げるより先に両手を一度、右肩方向に引く新フォームはロッキーズの菅野智之とウリふたつ。戸郷によれば、ポイントは「並進運動」だという。
2022年から3年連続2ケタ勝利も、昨季は8勝。迷路に迷い込んだ巨人のエースは、今季のオープン戦は3試合に登板し、防御率9.00で開幕ローテ入りを逃した。二軍戦でも今月5日まで2試合に先発して防御率8.18。切羽詰まった戸郷が頼ったのが、巨人時代の菅野を復活させた久保コーチだったわけだが、巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。
「オープン戦でも二軍戦でも結構打たれていたから、投球フォームを大改造するしかなかったのでしょう。菅野式の始動は、ボールに力が伝わりやすいというメリットがある。以前は突っ立ったフォームで投げていたが、腕から動いて並進運動を意識すると、体重移動がスムーズになり、以前より下半身が使えるようになる。低めに球が集められるようになって球威も増してくるのではないか。戸郷のようなエース級がシーズン中にフォームを大改造するのは異例中の異例だが、昨年からずっとこの調子だから、変えてみるしかない」
戸郷は12日の二軍のDeNA戦に新フォームで臨むと、7回1失点の好投。現在一軍の先発ローテは、田中将大や則本昂大といったベテラン、新人の竹丸和幸やウィットリーといった新戦力でしのいでいるが、早期一軍復帰へ、一筋の光が見えてきた。


















