萩本欽一(3)「今のテレビは“生まれてもいないもの”もスポンサーからお金を取る。それ、おかしい」
作家・増田俊也氏による連載、各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。待望の第2弾は、「視聴率100%男」として昭和のテレビ界を席巻したコメディアンの萩本欽一氏です。
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増田「制作費が高騰して、スポンサーの顔色をうかがってるうちに、テレビがつまらなくなってしまったと」
萩本「だから今見てごらん、たくさんの人(出演者)が出る。私の場合はもう本当に新人ばかり使ってました。新人3人以上、私と新人、以上!っていう感じでやった。今それないでしょ。あるレベル以上のタレントばかり大量に使ってる」
増田「確かに今のテレビっていうのは、タレントさんも含めて、ひな壇というんですか、すごく大人数が出てくるっていうのが多いですよね」
萩本「そう。言葉をセレクトして“間”(ま)をぜんぶ飛ばしちゃってる。有名なタレントをずらりと並べて延々話させて、番組時間の2倍の時間撮る。そして編集で“間”を削って、それをつなげる。そしたら間がないでしょ」


















