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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

広末涼子が勝手に背負わされた「幻想」 から解き放たれ、生身の人間として生きる今

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「私、柔道着で行ったんですよ」
広末涼子フジテレビ系「まつもtoなかい」5月21日放送)

 ◇  ◇  ◇

 広末涼子(42)は一時期、中居正広も参加する松本人志のグループとよく飲んでいたという意外な交流を明かした。初めてその飲み会に行ったときのことを回想し、語った言葉を今週は取り上げたい。

「男性の方とお食事に行くのに、きれいな格好だったり、可愛い格好したら、合コン行くみたいでキモッ! と思って」と当時、話題を集めていた柔ちゃんの格好をして行き、持参した人形を投げてみせたのだという。それを見て「全員が好きになった」と松本は振り返る。同い年で同期デビュー、学生時代にはノートを貸し借りする仲だった岡田准一も「その頃、涼子ちゃんを好きじゃない男はいなかった」と証言した。

 広末は14歳で高知県から上京し、CMデビューを果たすと、1996年にポケベルのCMでブレーク。「ヒロスエブーム」を巻き起こした。岡田が借りた広末のノートには「二兎追う者だけが二兎を得る」と書かれていたそうだが、広末は歌でもヒットを飛ばした。しかし「女優さんだから、アイドルだから、歌手だからって、自分の中でジャンル分けはしてないつもりだったんですけど、アイドルの自分が虚像化していってる」(NHK「あさイチ」22年5月6日)ように感じ、違和感があったという。

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