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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

広末涼子が勝手に背負わされた「幻想」 から解き放たれ、生身の人間として生きる今

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 ある世代にとって、広末はただのアイドルや女優ではない。「ヒロスエ」は特別な存在、ミューズだった。その反動か、激しいバッシングなども起こり、「故意に太る」ことで仕事を辞めようとまで思ったこともある(TBS系「サワコの朝」20年1月25日)。

 けれど、40代になった今、広末は「ワクワクして」いるという。「プレッシャーにずっと立ち向かっていかないといけないことが、若いときは嫌」だったが、「積み重ねだからこそ出せる演技であったり、感情っていうものがきっと生まれてくるっていうふうに、30代のたくさんいただいた役を通して感じた」のだと(テレビ朝日系「徹子の部屋」21年5月20日)。

「私の人生、ハチャメチャですから。でも、『たくさん笑っている人ほど人の苦しみや悲しみを知っている』っていう説を信じています」(ヤフー「Yahoo!ニュース特集」19年10月11日)

 広末は勝手に「ミューズ」という幻想を背負わされ、背負いきれないほどの苦しみや悲しみを味わった。そこから解き放たれた今、気さくに笑い、周りを楽しませ、生身の人間としてみんなに愛される存在になったのだ。

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