ジャニーズ性加害問題で事務所またも「日時未定」…“会見やるやる詐欺”に白い目強まる悪循環

公開日: 更新日:

 来日してジャニーズ事務所の性加害問題の当事者らにヒアリングしてきた国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会のメンバーが4日、調査を終えたとして日本記者クラブで会見した。委員のピチャモン・イェオパントン氏は「タレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」と語った。

 作業部会はジャニーズ事務所関係者からも聞き取りをしたというが、ピチャモン氏は同事務所が設置した外部の専門家による「再発防止特別チーム」の調査は、透明性と正当性に疑念が残ると指摘。“お飾り”みたいなチームであることを国連には見透かされている。

 一方、ジャニーズ事務所は作業部会の会見を受けて公式サイトで声明を発表した。「現在『外部専門家による再発防止特別チーム』が本件に関する調査を継続されておりますが、本特別チームより、その提言を8月末頃に行う見込みである旨のご連絡がございましたので、お知らせいたします」と説明し、「できるだけ早く、今後の弊社の取り組みなどについて記者会見にてご説明させていただくことを予定しておりますので、具体的な開催日時に関しましては、改めてご案内させていただきます」とした。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」