“全裸事件”の草彅剛を地下駐車場に匿い…TBS報告書にある番組担当者と報道部門のせめぎ合い

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 TBSは、ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題を巡る旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)との関係について社内調査を行い、26日に「旧ジャニーズ事務所問題に関する特別調査委員会による報告書」を公表した。 

 今年8月29日、外部専門家によるジャニーズ事務所の再発防止特別チームの調査報告書で指摘された「マスメディアの沈黙」について、TBSは報道部門の“希薄な人権意識”と“週刊誌報道の軽視”があったとしている。さらに、旧ジャニーズ事務所と関係の深いバラエティやドラマを制作するコンテンツ部門と報道部門の間で、ジャニーズの不祥事を巡るせめぎあいがあったことが報告書からはうかがえる。

 今日に至るジャニー氏の性加害問題の端緒となったのが、1999年10月の「週刊文春」によるジャニー氏のセクハラ報道キャンペーン。04年2月に最高裁がジャニーズ側の上告を棄却し、「セクハラに関する記事の重要部分は真実」と認定した東京高裁の二審判決を確定した際も、TBSはこれを報じることがなかった。

 報告書では、09年4月23日に公然わいせつの疑いで警視庁赤坂署に現行犯逮捕された当時SMAP草彅剛(49)を、TBS局内に匿った編成部門の担当者と報道部門のやりとりについても触れられている。

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