金価格が年初から約30%下落も…各国の中央銀行の需要は旺盛、再上昇へ期待大
下落が続く金価格は、これからどうなるか。
ドル建ての金価格は3月初旬に、1トロイオンス(約31.1グラム)当たり5400ドルを超えていたが、中東情勢の緊迫化を背景とした米国の利上げ観測を受けて下落。直近では同4000ドル付近で推移しており、年初の高値からは約30%下落したことになる。「そろそろ買い時では?」と考えている人も多いのではないだろうか。
今後の金価格を判断する上で大きなポイントになるのが「金利」と「需要」だ。
3月以降の金下落の背景には、米国とイランの戦闘開始によって原油価格が上昇し、インフレ懸念が高まったため、物価をコントロールする方法として米国の利上げ観測が強まったことがある。金は保有していても利息を生まないため、利上げ局面では金利がつく米国債などの方が有利になり、売られやすくなる。
その後、原油価格はいったん落ち着いたものの、米国とイランの軍事的緊張の再燃で再び上昇。2年物米国債の利回りは上昇し、4.2%前後で高止まりしている。
しかし、中長期的には中東情勢も沈静化へ向かうだろう。原油価格が安定してインフレ警戒感が薄れれば、米国の金利低下とともに金への資金シフトが再開する可能性が高い。


















