大谷翔平が3日連続ルーティンパスの異常事態も後半戦に入り“無言”貫く謎…「右肘靭帯損傷時」と酷似
「球宴休み以降、彼の打撃の質はかなり落ちていると思う。バットの芯でとらえられていない打球が多いように見える」
ドジャースのロバーツ監督がこう言った。「彼」とは大谷翔平(32)のことだ。
球宴明けの9試合は38打数7安打(打率.184)、3打点、0本塁打。東海岸遠征の最終日となる日本時間27日のメッツ戦も4打数1安打と、いまひとつだった。球宴期間を利用して炎症のある左膝を治療したにもかかわらず、9試合続けて一発が出ていない。
ロバーツ監督が苦言を呈した打撃内容はもちろん、それ以上に精彩を欠いているのが投手として投げる方だ。
26日に行う予定だった2度目のブルペン投球を急きょキャンセル。ロバーツ監督によれば、「(23日の1度目のブルペン投球の後)左膝の状態が後退した。同じことを繰り返さないよう、慎重に進めていく」という。
ブルペン投球の回避に加えて、看過できないのは27日で3日連続キャッチボールすら行わなかったこと。登板日の翌日以外、キャッチボールを行うのは大谷のルーティンにもかかわらずだ。ブルペン投球どころか、キャッチボールの再開についてすら「近いうちに再開できると期待しているけれども、具体的にいつになるかはわからない」(ロバーツ監督)という。
左膝の炎症は打撃に影響しないというのに打つ方の調子は上がらない。2度目のブルペン入りをキャンセルしたかと思えば、ついにルーティンのキャッチボールすらやらなくなった。ファンもメディアも、大谷の状態に関しては聞きたいことが山ほどあるはずなのに、いつになっても本人のコメントが出てこない。
というか、そもそも大谷は球宴前に登板をキャンセルした11日に話して以来、メディアに対して話していない。このときは登板しなかったことでブルペンにシワ寄せがいったこと、ファンに選んでもらいながら左膝の治療のため球宴を辞退することを謝罪したが、それ以降は一切、本人の肉声が聞こえてこないのだ。
「大谷は投手として登板した日だけは話しますけど……」と、特派員のひとりがこう言った。
「大谷は自分から積極的にメディアに話をするタイプではありません。なので基本的には米メディアが大谷の話を聞きたいとドジャースの広報に要望を出したときに、広報が大谷と会見に応じるか交渉するというスタンスです。ただ、話を聞きたいと要望を出しても、却下されることが多い。却下しているのが広報なのか、それとも大谷本人なのかは定かじゃありませんが……」
大谷の話を聞きたいと思っても、それがかなわないケースが多いようなのだ。
この状況は2023年のシーズン終盤、大谷が右肘靱帯を損傷したときと酷似している。前出の特派員がこう続ける。
「当時は右肘の靱帯を損傷したために投手としてはもう投げないということも、その後、打者として出場しながら脇腹を痛めて負傷者リスト入りすることも、シーズン終了を待たずして右肘を手術することも、すべて球団からの発表でした。本人がケガの状態について自分の口から具体的に話したのは、おそらくシーズン終了後のNHKのインタビューが最初ではないか。大谷は自分のケガや体の状態について、詳しく話したがらない。疲労困憊だろうが、どこかを痛めていようが、試合に出てプレーするのが当然だと考えている。投手としてムリでも、打者として可能だと思えばプレーしたいし、実際、休養を勧める首脳陣を制してでもプレーしてきた。ワールドシリーズ3連覇のかかるドジャースは勝利が義務付けられた球団。3連覇のため、ポストシーズンでフル回転してもらうためと言われれば、休めという球団方針に従いますけど、基本的なスタンスは変わらない。ケガの程度をあえて大げさに言って休みたがるメジャーリーガーも中にはいる中、大谷は逆。しかも状態が深刻であれば深刻なほど、実情を明かしたがらないのではないか」


















