「ブルーカラー・ビリオネア」には到底なれない…60代の元ブルーカラーは今無職
【第8回・前編】無鉄砲に退職したHさんの場合
「人生100年時代のロールモデルがいない」──退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。
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「ブルーカラー・ビリオネア現象」というものが、アメリカで起こっているという。生成AIの進化で、ホワイトカラーの仕事が減少し、人手不足のブルーカラーの賃金が爆アガリしているというのである。
日本でも、建設業や製造業などの人手不足は深刻で、求人倍率10倍以上のブルーカラー職がゴロゴロしている。工業高校出身者は企業から引く手あまたで、彼らの求人倍率は30倍と、仕事が選びホーダイだと言われている。日本にもブルーカラー・ビリオネア時代が到来しつつあるのだろうか。
ところが、である。
















