来春の統一地方選の争点は「皇室典範」再改正で決まり 高市内閣支持率急落で野党にも一筋の光明
国民有権者にとって、後味の悪い国会の幕切れだったろう。暮らし向きは悪くなる一方なのに、圧倒的多数を握る自民・維新の高市連立政権は愛子天皇の誕生を阻止するための皇室典範の改正やら国旗損壊処罰法やら大阪副首都構想やら、はっきり言って不要不急のことばかりに血眼になり、気づけば、衆院選で自民党を圧勝させてしまったことの後悔先に立たずの国会だった。強いて一筋の光明を見いだすとすれば、ここにきて高市内閣の支持率が予想外のスピードで大幅な値崩れを起こしたことだ。各社軒並み10ポイントほどの下落率である。その最大の要因が「愛子天皇」の誕生阻止をもくろむ皇室典範改正案の可決、成立への疑念や違和感にあったことは言うまでもない。
とはいえ、今回の皇室典範改正を自らの引退の花道とした自民党の麻生太郎副総裁にとっては、高市内閣の支持率がどうなろうと我関せずだ。
「本当にようやく成し遂げることができた。すべての関係者に敬意を表したい」
23日、派閥の会合であいさつに立った麻生太郎はこう語った。言葉の謙虚さとは裏腹に、今回の改正で今上天皇の皇統を絶ち、自分の血筋に連なる天皇の誕生が視野に入れば、さすがに高揚感は隠し切れない。公布は24日、施行は3カ月後の10月24日となるが、話はこれで終わらない。


















