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牧村康正ジャーナリスト

1953年、東京都生まれ。立教大学卒業後、竹書房に入社し、漫画誌、実話誌、書籍編集などを担当。立川談志の初の落語映像作品を制作。実話誌編集者として山口組などの裏社会を20年にわたり取材。同社代表取締役社長を経て、現在フリージャーナリストとして活動。著書に「ごじゃの一分 竹中武 最後の任侠ヤクザ」「『仮面』に魅せられた男たち」(ともに講談社)などがある。

藤圭子「空腹とニヒリズム」(2)大衆、インテリ、夜の街の女…彼らは藤圭子に自分を重ねた

公開日: 更新日:
藤圭子(C)共同通信社

 一九六九年九月二十五日に発売された「新宿の女」はすぐにはブレークしなかったものの、翌七〇年に入ると一気に火がついて三十万枚を超え、二月には五十万枚を突破。二月五日に第二弾の「女のブルース」を発売すると、いきなりオリコンチャート一位に躍り出た。三月五日には、のちに五木寛之を感嘆さ… 

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