著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

売れっ子脚本家バカリズムは深夜にダベった幸福な時間をドラマで蘇らせている

公開日: 更新日:

「大爆笑でした」
バカリズムフジテレビ系「ワイドナショー」3月23日放送)

  ◇  ◇  ◇

 ピン芸人としてはもちろん、いまや脚本家としても日本を代表する存在となったバカリズム(49)。彼の書くドラマに出たいという人は多く、東野幸治もそのひとりだ。本人から直訴されたこともあり、バカリズムもキャスティング会議で名前を出したという。ただし、東野は「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)の「真の大根役者頂上決戦」で“最強の刺客”として登場するような男。「スタッフさんの反応はどうだった?」と聞く東野に返した答えが今週の言葉だ。

 バカリズムが初めて連続ドラマの脚本を手掛けたのは、2014年の「素敵な選TAXI」(関西テレビ・フジテレビ系)だった。だが、当初マネジャーは断ろうと思っていたという。スケジュール的に無理だと判断したためだ。しかし本人がやりたいと主張した。「たぶん相当厳しいけど、もし成功したら、これは多才感が出る」(日本テレビ系「おしゃれイズム」14年12月28日)と。なにより当時、連ドラの脚本を書く現役の芸人は例がなかったことが大きかった。「誰かがやっていたら僕はやらなかった」(シネマトゥデイ「シネマトゥデイ」17年3月26日)。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  1. 6

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  2. 7

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  3. 8

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    サントリー角ハイ「井川遥ママ」に復活待望論…CM刷新の裏にチラつく永野芽郁&田中圭の影

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ