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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

くすぶっていた20代…ヒコロヒーが売れても舞台とネタを大事にするワケ

公開日: 更新日:

「結局、何してるときが楽しいかって思うと、3回戦の舞台の直前の袖とかが、一番ビリッときて」
 (ヒコロヒーテレビ東京系「あちこちオードリー」2月19日放送)

  ◇  ◇  ◇

 いまやレギュラー番組は10本を超え、小説も執筆、連続ドラマ「トーキョーカモフラージュアワー」(テレビ朝日系)の脚本も務めるヒコロヒー(35)。そんな多忙な中でも毎年のように単独ライブを開催し、賞レースにも出場し続けていた。その理由を語った一言が今週の言葉だ。

 彼女が「こういう思いをしたくてやってるなって」と続けると、オードリー若林も「ネタだけだもんね、あんなにうれしいのと、あんなに悔しいのって。いまだに」とうなずいた。

 ヒコロヒーは近畿大学出身。誘われるまま、落語研究会に入った彼女は、当日欠員が出た学祭のお笑いイベントに急きょ出演し、たまたま見ていた松竹芸能の社員に“スカウト”された。そんなエリートともいえるスタートだが、彼女は約10年くすぶっていた。

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