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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

芸人の在り方を計らずも指し示す バッテリィズ・エースのピュアさ

公開日: 更新日:

「……もうちょっとわかりやすく言ってくれへん?」
 (バッテリィズ・エース/フジテレビ系「ボクらの時代」2月9日放送)

  ◇  ◇  ◇

 昨年の「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)で準優勝に輝いたバッテリィズ。審査員のオードリー若林が「ワクワクするバカが現れた」と評したように、ボケ担当エース(30=写真左)の強烈なキャラクターで一気にブレークを果たした。

 そんな彼を同い年で東大王の伊沢拓司は冒頭の番組で、漫画「寄生獣」のミギーや同じく「デスノート」のリュークに例え、「常識的な観念は持ち合わせてるけど、常識的な知識だけがない人」と評す。さらに「iPhoneみたいな存在」だという。

 世の中が求めることに合わせる対策型の自分に対して、iPhoneやエースは、やりたくてやったこと、つくったものが、そのまま世間の需要を生んでいくタイプなのだと。それを一生懸命聞いていたエースが返した一言が今週の言葉だ。

 エースは「天然ボケキャラ」というより、「ピュア」と言った方が正確だ。「エース」という芸名の名付け親でもある先輩、ニッポンの社長・辻も「キャラを作ってない。というか作れない」(テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン」25年2月11日)と言う。

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