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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

木村多江は「不幸」から生き残った地位に安住しない「ロックの人」

公開日: 更新日:

「私の反逆精神ってなんだろうって思ってたら、ロックって言ってもらって『それだ!』って」
(木村多江/NHK「あさイチ」6月12日放送)

  ◇  ◇  ◇

 木村多江(55)といえば、おしとやかで落ち着いた上品な女性というイメージがある。だが、共演経験もあり、友人でもある坂井真紀は「ロックの人」と評す。その衝撃を受けて返した呼応が今週の言葉だ。

 木村は、子供の頃はおてんばだった。ずっと鉄棒で回って、木登りをして木の上にいるのが好きな少女だった。学生時代から俳優を目指すようになった彼女は、バイトを掛け持ちしつつ、舞台の稽古をいくつも並行して行っていた。そんな彼女を心配していたのが、仲の良かった父だった。しかし、彼女が21歳の時に急逝してしまう。

「母から父を奪ってしまったんじゃないかっていう自責の念がずっと20代は占めてましたね。自分が幸せになることが許されないっていう感覚が強かったし、笑ってることが許されないっていうか」(日本テレビ系「アナザースカイ」2024年1月13日)

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