上田勝彦さん<1>水産庁での午後3時 「魚、行ってきます」

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 トレードマークは、白長靴と首のタオル。長崎大学水産学部時代は、船長の家に泊まり込みで漁に出たという。漁師スタイルは筋金入りで、27歳のときに水産庁に入庁する。その後、豊富な魚の知識と抜群の料理の腕前で注目されると、マスコミにもたびたび登場。自ら「常識は気にしない」という魚の伝道師は、どこまでも型破りな霞が関ライフを送っていた。

 船長のシイラ漁を継いで漁師になるか、漁協に就職するか。将来のことについて船長に相談すると、「オマエは大学を出るんだから、中央に行って漁師の役に立つことをやってこい」と背中を押された。準備ゼロで公務員試験に臨んだところ、「13人中13番目」で滑り込む。1991年、27歳だった。

「あのころはバブルの余韻があったからね。留年したオレより先にコンサル会社に就職した友人の月給は、2年目で70万円だった。みんな給料のいい民間を目指したから、公務員が不足していたんだろうね」

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