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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

今年は過去最高でも…2026年のインバウンドにこれだけの暗雲材料

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 厚生労働省の10月の毎月勤労統計(速報)によると、労働者1人当たりの現金給与総額は前年比2.6%増の30万141円で46カ月連続の増加だった。このうち、基本給に当たる所定内給与は同2.6%増と10カ月ぶりの伸びの大きさだった。

 ただ、消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)は3.4%上昇。実質賃金は前年比0.7%減と、減少は10カ月連続である。

 JTBの年末年始(12月20日から2026年1月5日)の旅行動向調査によると、海外旅行者数は前年比31.5%増の100万人とコロナ禍前の約9割の水準まで回復。旅費の高いハワイや欧州など遠方への人気が高い。

 労働者の実質賃金は減少傾向でも、年末年始の海外旅行は好調。冬のボーナスが昨年より増えると予想したり、株価や貴金属価格の含み益や売却益も影響しただろう。海外旅行の1人当たりの平均費用は27万5000円と2000年以降で最高。27.5万円×100万人で2750億円消費される。

 一方、日本政府観光局が17日発表した1~11月の訪日外国人数(推計値)は、前年同期比17.0%増の3906万5600人と過去最多だった昨年の約3687万人を11月時点で上回り、年間で初の4000万人突破は確実な情勢。ただし、11月の中国客数は前年同月比3.0%増の56万2600人と急速に鈍化した。中国政府の訪日自粛呼び掛けの影響が表面化した。

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