著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

世界の乳幼児の死亡数が増加…今世紀初の発表に波紋広がる

公開日: 更新日:

 2025年は、今世紀に入って初めて世界の子どもの死亡数が増加に転じる見通しとなり、大きな波紋を呼んでいます。

 マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏が運営するゲイツ財団の最新分析によれば、2025年に5歳未満で亡くなる乳幼児は世界で約480万人に達すると予測されています。これは前年より約20万人多く、2000年以降続いた減少傾向に歯止めがかかり、初めて増加に転じた形です。20年以上にわたる世界の保健分野の成果が失われつつあることを示し、各国に衝撃を与えています。

 乳幼児の死亡数が特に多いのは、コンゴ民主共和国やソマリアなど医療体制の脆弱なアフリカの国々です。これらの地域では紛争や政治不安、債務問題などの影響で、保健サービスが著しく滞っています。さらに、アメリカやヨーロッパなど富裕国からの国際援助が前年に比べ27%減少したことも、状況を悪化させる大きな要因となっています。

 こうした援助減少の背景には、トランプ政権による米国国際開発庁(USAID)の大幅な予算削減と組織再編が含まれています。ゲイツ氏はこれを「重大な誤り」と強く批判、乳幼児死亡の増加を招いた一因と指摘しています。一方でトランプ政権は、「アメリカは他国より多くの対外援助を行っている」と反論し、責任を否定しています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    和久田麻由子アナがフリー転身 NHK出身者に立ちはだかる“民放の壁”と参考にすべき「母校の先輩」

  4. 4

    フジとTBSは「朝8時戦争」“初打席”で空振り三振…テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」独走いよいよ決定的

  5. 5

    王林が地元事務所復帰でいよいよ夢に一直線? 虎視眈々と狙う「青森県知事」への現実味

  1. 6

    「練馬ショック」に自民党は呆然自失…高市首相で東京の首長選2連敗の大打撃

  2. 7

    フジ「月9」ドラマ初主演の北村匠海 映画では“共演者連続逮捕”のジンクスに見舞われたが…

  3. 8

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    エプスタイン問題とイランは地続き…異例の「メラニア演説」で広がる波紋、トランプ大統領の性虐待疑惑が再燃