著者のコラム一覧
榊淳司不動産ジャーナリスト・榊マンション市場研究所主宰

1962年、京都生まれ。主に首都圏のマンション市場に関するさまざまな分析や情報を発信。「マンション格差」(講談社現代新書)をはじめ著書多数。

(2)「マンクラ」の煽りに要注意 長期ペアローンを組んではいけない…新築も中古も不調で下落期突入

公開日: 更新日:

 そういった有象無象の「買いましょう」サイトが、どういう意図と目的で存在しているのか、理解不能である。ただ目立ちたいのか、PVを稼ぎたいのか……。

 個人でそういうサイトを運営している人々のことを「マンションクラスター」(略称マンクラ)と呼んだりしている。

 一方、今のマンション市場は完全に下落期に突入したもようだ。新築マンションの販売は滞り、中古物件は市場で停滞している。

 マンクラ連中の煽りに乗せられてマンションを購入した人々は今後、値下がりの中で苦しみもがく可能性も出てきた。

 先日、中古マンションの仲介を生業としている業界大手企業の社長から、現状を詳しくヒアリングする機会があった。

 その社長いわく「ペアローンで40年、50年返済を組んでいる人が売却するケースが、かなり悲惨ですよ」と。

 前からわかっていたことであるが、住宅ローンは35年返済でもかなりリアリティーが薄い。なぜなら、35歳で35年ローンを組むと、返し終わるのは70歳。たいていのサラリーマンは65歳で定年で、収入がガタ減りになる。65歳から70歳まで、どうやって返済するの……となるはずだ。

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