ゆうちょ銀がネット証券大手「松井証券」に出資…創業家が課税強化を回避するため決断か
「時間はかかったが、松井証券は願ってもないパートナーを得た」(市場関係者)と評価される再編劇が浮上した。
ゆうちょ銀行が、ネット証券大手の松井証券に2割程度の出資を検討していることが明らかになったのだ。
ゆうちょ銀は、松井証券の創業家の資産管理会社から株式を取得し、単独で筆頭株主となる見通しだ。
出資後は、松井証券に取締役1人を派遣する。11月4日に資本業務提携を締結したと発表した。取得額は10月27日の終値で単純計算すると500億円超になる計算だ。
提携により、ゆうちょ銀の貯金口座利用者は松井証券を通じて株式などの有価証券を売買できるようになる。一方、松井証券は、ゆうちょ銀行が持つ広範な拠点網と営業基盤にアプローチできるメリットがある。
ゆうちょ銀の貯金口座は、国内最大級の約1億2000万口座に上る。26年3月末時点で通常貯金の残高は約186兆円、郵便局の店舗網は2万3000を超える。「出資を通じて、スマートフォンで残高確認や送金ができる『ゆうちょ通帳アプリ』を松井証券のシステムと連携させ、顧客が株式の売買やFX(外国為替証拠金)取引などをできるようにする」(関係者)計画だ。
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