練習でミス連発 体操・内村にのしかかる「団体金」の重圧

公開日: 更新日:

 練習で尻もちをついたことがニュースになる。体操の日本男子エース内村航平(27)の実力はそれだけ世界でも群を抜いているということだが、「ちょっとおかしいのは事実です」と現地取材ライターがこう続ける。

「本番前の最初で最後の会場練習が行われた3日(日本時間4日)に、ゆか運動でミスを連発しました。ひねり技の途中でバランスを崩し、あおむけで転倒。その後も着地で尻もちをつくなど、精彩を欠きました。練習で大きなミスが続くのはまれ。足首の故障説も取り沙汰されましたけど、メンタル面が大きいような気がします。現地入りする前からずっと気負いが感じられましたから」

 前回ロンドン大会の個人総合で金メダルに輝いた内村は、世界選手権の個人総合も6連覇中。世界最強の名をほしいままにする王者は、最大の目標を「団体優勝」と公言し続けている。五輪初出場となった08年の北京から、団体は2大会連続の2位。昨年の世界選手権の団体総合で37年ぶりとなる優勝を果たしたことで、リオ五輪では悲願の金メダルが目標から責務になった。

 内村にとって3度目となる五輪は、過去2大会以上のプレッシャーがかかっているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?